変形性関節症(THA/TKA)

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変形性膝関節症tha

変形性膝関節症とは?

変形性膝関節症とは?

変形性膝関節症とは膝関節の炎症・痛み・腫れ・変形などを起こす疾患で、主に加齢によって生じます。
また肥満や運動不足などの生活習慣も発症や進行に大きく関わっています。
膝関節の軟骨がすり減って痛みを生じたり、膝が腫れたりします。
そのことで正座したり膝を伸ばしたりするのがしにくくなります。

変形性膝関節症がひどくなると階段を下りるのに恐怖を感じるようになります。
膝が炎症を起こして水がたまるようにもなります。

変形性膝関節症の原因は?

加齢

加齢によって膝関節の軟骨が傷つきやすくなってすり減ると、発症の原因となります。

肥満

膝には体重の3倍の負担がかかります。
体重が重いとそれだけリスクが上がります。

筋力低下

筋力が低下すると膝関節が受けるダメージが増えるため、軟骨がすり減るのが早くなりリスクが上昇します。

変形性膝関節症の検査・診断tha

変形性膝関節症の検査

変形性膝関節症の検査で、触ってみて膝関節の変形や腫れがないかを確認し、動きもチェックします。
また、レントゲン検査を行って関節や骨、軟骨の状態を確認します。

膝の関節液の採取

変形性膝関節症で膝に関節液がたまっていて痛みが強い場合には、関節液を採取して分析する検査を行うこともあります。

変形性膝関節症の治療法tha

変形性膝関節症では、理学療法・薬物療法・注射・装具療法などを組み合わせた治療を行います。
痛みの緩和や歩行などの日常的な動作の改善に加え、肥満や運動不足の解消も重要になります。

理学療法

理学療法を加えることにより、奥までしっかり温める・動きを改善する物理療法に加え、筋力をアップさせて関節を安定化します。
炎症や痛みを避け、特に、大腿四頭筋の筋力強化は高い効果が見込めます。
場合によっては、スクワットや膝を伸ばしたまま脚を上げるSLR訓練などを指導しています。

薬物療法

薬物療法には、痛み止めの内服、湿布などの外用剤、坐薬などがあります。
内服以外の痛み止めでも胃腸炎を起こすことがありますので、胃薬を出すなど、慎重に対処しています。

注射

ステロイド(副腎皮質ホルモン)を入れた局所麻酔剤の注射が、炎症が強い場合や短期間で鎮めたい場合には高い効果を見込めます。
その他、ヒアルロン酸も有効となります。

装具療法(足底板)

足底板とは靴の中敷きのような装具で、外側が少し高くなっています。O脚の場合、足底板で体重が外側にかかるようにすることで症状を改善につながることがよくあります。

全人工膝・股関節置換術(THA/TKA)tha

京都市右京区にあり、阪急西院駅直結のなか整形外科 京都西院リハビリテーションクリニックでは、当院から北へ3~4キロの場所にある本院と連携することで、人工股関節置換術(THA)・人工膝関節置換術(TKA)に対応しています。
変形性膝関節症や変形性股関節症のほか、関節リウマチなどにより変形してしまった関節を人工関節に置き換える手術で、痛みから解放されて歩行能力の改善をはかることが可能となります。

人工関節手術件数

人工股関節置換術 人工膝関節置換術 人工肩関節置換術
2017年 0 0 0
2018年 0 0 0
2019年 0 0 0
2020年 2 0 0
2021年 23 18 0

人工膝関節置換術

変形性膝関節症、膝の骨壊死、骨折の後遺症などに対しては、まずはリハビリテーションなどの保存療法や関節注射などで治療を行います。その後、それでも膝関節が痛くて日常生活に支障をきたしている場合は人工膝関節置換術を検討します。患者さんの病状により、皮膚の切開や骨の切除量が少ない部分置換術(単顆人工膝関節置換術)を適用しています。

当院では、患者さんにより体への負担が少ない最小侵襲術(MIS)を適用して手術を行っています。また、両側同時手術や再置換術にも対応しています。入院期間は13週間です。手術翌日より歩行練習を開始します。

人工股関節置換術

変形性股関節症、大腿骨頭壊死症、大腿骨頸部骨折の後遺症などに対しては、まずリハビリテーションなどので保存療法の治療を行なっていきます。その後、それでも股関節が痛くて日常生活に支障をきたしている場合は人工股関節置換術を検討します。当院では低侵襲の「前方アプローチ(DAA)」という手術法を採用しており、治りが早く負担も少ないです。また、両側同時手術や再置換術にも対応しています。

入院期間は12週間です。手術翌日(または手術日)より歩行練習を開始します。

リスクの少ない人工股関節全置換術における前方アプローチ(Direct Anterior Approach:DAA)

前方アプローチとは、人工股関節の手術の際に切開を最小にし、筋肉を切ることなく手術が出来る方法です。

後側方アプローチは、手術の患者様の向きが横向きになり、骨盤が傾くことで人工関節の設置角度が不安定になりやすいです。ナビゲーションシステムを入れた手もありますが、手術時間が伸びてしまい、患者様の負担が増えてしまいます。

技術的には難しくなりますが、その点前方アプローチでは、手術中の患者様は仰向けで安定しているので、正確に手術を行うことが出来ます。

さらに、手術中に筋肉を切らず正確な角度位置を得られるので、脱臼のリスクを減らすことが出来、脚の長さの調整も手術中に行うことが出来ます。

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