骨粗しょう症

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骨粗しょう症とは?osteoporosis

骨がもろくなって骨折しやすくなる病気です

骨がもろくなって骨折しやすくなる病気です

骨粗しょう症とは、加齢や生活習慣、ホルモンバランスの変化などにより骨密度が低下して、骨がもろくなり、ちょっとした転倒でも骨折しやすくなる病気です。

骨粗しょう症は男性よりも女性に多くみられます。
なので、特に女性は50歳を過ぎたら、ぜひ骨粗しょう症の検査を受けられて、ご自身の骨の状態を確認して早期発見・早期治療に繋げるようにしましょう。

寝たきりの大きな原因に

骨粗しょう症は骨がもろくなって骨折しやすくなる病気ですが、高齢者の方が骨折してしまって長期間のベッドでの静養が必要になった場合、そのまま寝たきりとなったり、要介護になったりするケースが多いので注意が必要です。

骨は加齢によってもろくなるので、骨粗しょう症は高齢になるとリスクが高まる疾患です。
健康寿命のためにも、骨粗しょう症の予防や適切な治療は必要となります。

骨粗しょう症の症状

骨粗しょう症では主に次のような症状が現れます。

  • 背中や腰が曲がるようになる
  • 身長が以前に比べて縮む
  • 腰や背中の痛み

など

骨粗しょう症と脊椎圧迫骨折osteoporosis

脊椎圧迫骨折とは?

脊椎圧迫骨折とは、背骨が押しつぶされて変形してしまう骨折です。
上下方向からの力が加わって生じる背骨の骨折のことで、年齢とともに骨がもろくなり、尻もちをつく程度の軽微な衝撃でつぶれたり、知らないうちに徐々に体の重みを支えきれずに椎体(背骨の一部)がつぶれてしまったりします。

脊椎圧迫骨折を起こした結果、前述のように寝たきりの原因となる場合がありますので注意が必要です。

脊椎圧迫骨折の症状

骨粗しょう症によって起こる骨折のうち、特に多いのが脊椎圧迫骨折で、寝返りを打つ時や、起床時などに痛みが起こるのが特徴です。

  • 激しい腰・背中の痛み
  • 腰を曲げたり、反ったりすると痛む
  • 寝返りを打つ時や起き上がる時に激しく背中が痛む

など

骨粗しょう症の検査osteoporosis

DXA(デキサ)法による骨密度検査

京都市右京区のなか整形外科 京都西院リハビリテーションクリニックでは、DXA(デキサ)法による骨密度検査が行えるレントゲンを設置しています。
DXA(デキサ)法とは腰椎と大腿骨という、骨粗しょう症による骨折で重症化しやすい部位の骨量・骨質が測定できる方法で、従来の手の骨を対象とした検査などと比べて精度が高く、より正確な診断が可能になります。
骨質が測定できることで、骨の構造や強いだけでなく、しなりまで評価でき、骨折リスクが把握できるようになります。

日本骨粗鬆学会のガイドラインでも、DXA(デキサ)法による骨密度検査が推奨されています。

骨粗しょう症の治療osteoporosis

食事や運動で骨量の増加を

生活習慣の改善だけでも骨量の増加をはかることが可能です。
特に食事は大事で、骨は破骨細胞による破壊と吸収、骨芽細胞による新しい骨の産生というリモデリングを繰り返して、新しくなっています。
リモデリングには、骨の主成分であるカルシウムやタンパク質といった栄養素だけでなく、ビタミンDやビタミンKもしっかり摂る必要があります。

カルシウム

乳製品、干しえび・さくらえび、しらす、いわしの丸干し、ひじき、こんにゃく、小松菜 など

ビタミンD

カツオの塩辛、いわしの丸干し・煮干し、しらす干し、鮭、きくらげ、干ししいたけ など

ビタミンK

抹茶、わかめ、岩のり、納豆、パセリ、シソ、小松菜、ほうれん草、カブ など

タンパク質

魚、大豆製品、豆乳、豆腐、納豆など

進行したら薬物療法を開始

骨粗しょう症が進行したら、薬物療法を開始します。
薬物療法で使用される薬剤として、カルシウム、ビタミンD、ビタミンKなどの骨の栄養素、骨の破壊を抑制する薬剤、さらには骨形成を促進する薬剤などがあり、患者様お一人おひとりの骨の状態に応じて適切なものを選択します。

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